商品の情報
|
Dub Orbits
Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet
→ マーケットプレイス: 2,850 円 より 定価: 3,000 円 アマゾン売上ランキング: 15519位 CD / 通常24時間以内に発送
|
- (I’ve lost my) Taylor Burton
- Koh-I-Nur
- Orbits
- Despute
- Ascent
- Monkey Mush Down
- Dismissing Lounge From The Limbo
甘くはないが菓子のようだ
ベースは、ひらかれていてとっつきやすい普通のジャズ。
そこに施されたダブ処理も適度で、BGMとしても邪魔にならない。
そういう意味では、「大衆的」です。
ある程度、誰にでもオススメできます。
逆に言えば、この人の作品はすべてそうですが、
本人が見せようとしている本人のキャラクターや思惑ほどには、
作る音楽が尖ってない。物足りなさがあります。
ソロ作にしても、戦略も戦術も、豊富な引き出しの中身を駆使しているのに、
結局、組み合わせが珍しいだけの普通のジャズになっている。
音楽としての驚きがない。
強調しておきますが、いい音楽であり、いいジャズです。
先入観なくこれを聴いて、
訳がわからないという人も、いけ好かないという人も、おそらくいないはずです。
好意を抱く人がほとんどでしょう。
ただ、多少なりとも菊池氏本人の言動や活動を知っていれば、
この間口の広さが意図されたものなのかどうか、気にはなります。
「感動や信用は甘い菓子だからあまり食うな」という本人の音楽が、いつも、
きわめて上質だが食べやすい菓子のようだ、と言ったら言いすぎでしょうか。
それからマイルスリスペクトは、サイズ違いの服を着ているようです。
マイルスを再帰的に扱っている限り、
マイルス最大の魅力である「内圧の高さ」は立ち上がらないので、
上手いですが表層を消費してる印象がぬぐえません。
そろそろ、菊池氏本人が、「発明」に挑む時期ではないでしょうか。 (2008-10-27)
志のあるクールな音楽
甘さがなくスタイリッシュでクールといえば、マイルスのセカンド・クインテットです。マイルスがファンクに行かず、このクインテットのフォーマットのままで、ダブミュージックやヒップホップに遭遇していたら、というコンセプトがダブ・セクステットの背景にありますが、今回は実際にマイルスが演奏した曲のカヴァーも含まれています。また、「Monkey Mush Down」などは、アコースティック版「オン・ザ・コーナー」とでも言うべきユニークなアプローチです。前作以上に充実した内容で、方向性も明確になってきたこの「DUB ORBITS」、ムードミュージック的「ジャズ」に物足りなさを感じている方に、ご一聴をお勧めします。
(2008-08-08)
超クール!
これ、例えが唐突だけど、フィルム・ノワールであったり、ハードボイルドであったり、アバンギャルドなSFであったり、スラップスティックであったり、倦怠期を迎えたカップルの恋愛劇であったり、と、まるで楽曲それぞれが、あらゆるジャンルの映画をモチーフにしたサウンドトラック・アルバムとして成り立っているような、サウンド自体がダイナミックに脈動し、ドラマツルギーをスリリングに発散させているようなイメージ。
超クールで奔放な媚薬のごとき出来栄え、今夏イチ押しのクール感(冷涼感)を与えてくれる1枚。
菊地成孔は、このバンドを"歌舞伎町のホスト・クラブ"と呼んでいるらしいが、こんなにホットで知的なホストたちがいるなら、男のオレでもはまってしまうな(笑)。 (2008-07-28)













