[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0
/ 総数: 13件
日本映画の長所
友人にすすめられがままに園子温の映画を鑑賞してみた。近所のビデオ屋で1、一番始めに目についから。 2、豪華なキャスト陣だから。以上二つの具体性に欠ける理由で、『ハザード』を選択した。 近年の日本映画に欠けている、作品の個性はもちろん、時間空間、人間描写、等々、作成者の意図が非常に反映された秀作であった。 特に、この映画ではいい意味で、日本映画、らしさの特徴が見事に表されている。『愛を乞う人』や『血と骨』のように、日本映画のサディシズムの表現技法は視聴者の心に深くはいりこみ、肉体的苦痛を伴わせる。園監督の個性的な演出と日本映画のサディシズムの見事な調和だった。 ただ、「ただ、とぶだけの男」(シンの分身≒セリフだと双子)の場面と現在形の場面転換を与える少年のアナウンスが妙(無駄)に多すぎたのではなか。映画の中の現在の時間軸と過去の時間軸の断絶があまりに明瞭すぎる。主人公の過去、内面性をあまりに強調しすぎている。映画には、視聴者に対して、登場人物の多くの情報を与え、様々な視点を提示す事も重要なのかもしれない。しかし、人間の欲求、理性、葛藤、解放の表現力に巨大なエルギーを持つこの映画に時間軸の交差を示す、少年のアナウスはあまりに多すぎだ。 この映画に関していえば、エンディングの「気が付けば全てが過去だった。今は遠い昔、飛ぶことばかり考える男がいた」というアナウンスだけで十分だったのではないだろうか。
(2008-11-23)
恥ずかしい映画
全編を通して子供の声で繰り返される「眠い日本、眠れない日本」というフレーズが恥ずかしくて何度も途中で見るのをやめてしまおうかと思ったが、なんとか最後まで見きった。ひどくセンスが悪い上に古い。セリフも演出も過剰で下品。マガジンとに載ってるヤンキー漫画とかの方が数段高尚で多少はリアルだ。オダギリジョーが出てなかったら、絶対こんなものは見なかった。
(2008-10-17)
完成度はさておき…
パビリオンさんしょううおを観終わりHAZARDの予告編がかっこよくオダギリジョーが出演?!ってことで観ました…
よくこんなセリフ言えるなって思って冷めてしまうとこもあったりして、一連の流れで主人公が掴むものや、自分を見つける足取りがHAZARDなのかも!?
撮影から4年後の舞台挨拶がなんとも印象的。
ストーリー上ではリーが一番かっこよかった、場面の中で交わされるセリフに主人公が欲するものなどがにじみ出ていると思う。
完成度はさておき…好きか嫌いかなら好き。
(2008-04-12)
園子温の世界観がここには確実に記されている
これだけ「海外ロケ感」が露出されている邦画は観たことがなかった。
この臨場感はスゴイ。
単なる「キレてる若者たちの話」では絶対にない。
詩人、園子温の世界観がここには確実に記されている。
園作品では、『夢の中へ』とこの作品の世界観が繋がっている気がする。
ラストの渋谷のシーンのカタルシスは特筆モノ。
(2008-03-17)
内容は…苦笑、でもこの時期のオダギリさんはなんか良い
何も考えずにただその雰囲気を味わう映画ですね。あとで、え〜っていう展開がある訳ではないですし、日本人が描くアメリカへの憧れ、ストリートへの憧れみたいな…内容は置いといて。アカルイミライとかあずみもこの辺りの時期だと思いますが、この時期のオダギリさんはなんか魅力的ではありますよね。男から見てもなんかかっこいいですし。あずみの変態剣士?役もそうですが、どっかぶっ飛んでるというか、ネジが外れてるというか。普段できない事、誰もが抑えてる欲望、まじめで在るゆえの苦痛、バカへの憧れ、そういう吐き出せないものを変わりに吐き出してるような感じを演技に見てしまうのかもしれません。
(2008-01-09)