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いのちの食べかた (よりみちパン!セ) 森 達也 → マーケットプレイス: 488 円 より 定価: 1,050 円 アマゾン売上ランキング: 3603位 単行本 / 在庫あり。
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 58件
知らなければよい、と言うものではないと知った。
むしろ部落差別の問題に軸足
しっかり見る
こどもに、おとなに、読んで欲しい。
絶対に目をそらさないで欲しい
知らなければよい、と言うものではないと知った。私は、この本を読む前後して肉を食べることをやめてしまった。
子供のころ、ドナドナの歌を聴いて心が痛んだりしたけど、大人になるにつれそういう感覚が麻痺していったのかもしれない。
それでも時々、ふと考えることもあったけど、慌てて振り払った。そして、思考停止状態に入った。
食が生命を支えるものから、快楽のひとつに変わっていることに改めて気がついた。
一種の快楽のために、こんな殺戮をしているのか、と思うと眩暈がした。
実際、自分の手で命を奪うことができるなら食べることもありなのかもしれないと思う。
自分の手は汚さずに、現実を知らなければ涼しい顔をして食べることができる。
このこと自体が衝撃的な現実だった。
こういった本を読むことすら避けて、知らないでいよう、自分の都合の悪いことは見ないようにしよう、としていた自分。
でも現実にきちんと向き合い、その上で選択をする。それは大切だ。
あらゆる商業主義が問題だと思った。知らせない罪。また、積極的に知ろうとしない罪。
それは、食肉にかかわらずすべての分野で行われている。お金になる、そうなると正常な判断力も無くなっていくんだろうか、と思う。
部落差別のことが多く書かれていて、どっちに焦点を当てているんだろう、と疑問を感じなくはないが
なんにしても、私自身、はじめて知ったことであった。 知らないまま、肉を命だと思わなくなっていた自分を恥じる気持ちになった。
子供には、中学に入るころには読ませたいと思う。やはり、これを読んで肉を食べられなくなる可能性もあるからだ。
学校で食育、といって米や野菜の栽培から経験させたりするが、肉に関しては触れないのは、触れられないなにかがあるということ。
そこをもっと考えるべきだと思った。
(2010-03-20)
子供のころ、ドナドナの歌を聴いて心が痛んだりしたけど、大人になるにつれそういう感覚が麻痺していったのかもしれない。
それでも時々、ふと考えることもあったけど、慌てて振り払った。そして、思考停止状態に入った。
食が生命を支えるものから、快楽のひとつに変わっていることに改めて気がついた。
一種の快楽のために、こんな殺戮をしているのか、と思うと眩暈がした。
実際、自分の手で命を奪うことができるなら食べることもありなのかもしれないと思う。
自分の手は汚さずに、現実を知らなければ涼しい顔をして食べることができる。
このこと自体が衝撃的な現実だった。
こういった本を読むことすら避けて、知らないでいよう、自分の都合の悪いことは見ないようにしよう、としていた自分。
でも現実にきちんと向き合い、その上で選択をする。それは大切だ。
あらゆる商業主義が問題だと思った。知らせない罪。また、積極的に知ろうとしない罪。
それは、食肉にかかわらずすべての分野で行われている。お金になる、そうなると正常な判断力も無くなっていくんだろうか、と思う。
部落差別のことが多く書かれていて、どっちに焦点を当てているんだろう、と疑問を感じなくはないが
なんにしても、私自身、はじめて知ったことであった。 知らないまま、肉を命だと思わなくなっていた自分を恥じる気持ちになった。
子供には、中学に入るころには読ませたいと思う。やはり、これを読んで肉を食べられなくなる可能性もあるからだ。
学校で食育、といって米や野菜の栽培から経験させたりするが、肉に関しては触れないのは、触れられないなにかがあるということ。
そこをもっと考えるべきだと思った。
(2010-03-20)
むしろ部落差別の問題に軸足70頁までが食肉について70〜120頁までが部落問題について書かれている。
差別の問題に触れずに食肉について書くことはできないと思うので、そこに
しっかり取り組んだところは評価できるし、今の子供たちの知らない事柄でも
あり、他にない種類の本だと思う。
ただ、私の知りたかった「家畜の飼われ方」について全くふれられていない
ので、個人としては期待外れというほかない。 (2010-02-19)
差別の問題に触れずに食肉について書くことはできないと思うので、そこに
しっかり取り組んだところは評価できるし、今の子供たちの知らない事柄でも
あり、他にない種類の本だと思う。
ただ、私の知りたかった「家畜の飼われ方」について全くふれられていない
ので、個人としては期待外れというほかない。 (2010-02-19)
しっかり見る知人のお勧めの本ということでわたしも読んでみました。
しっかりと見る、目をそむけずに見る。そうすると「知る」ことができる。
「肉」の話題を切り口に、切っても切り離せない差別の問題にも触れ、
「いのち」を考える。
ものの見方、生き方のスタンスに一石を投じてくれる本。
普段、自分に都合のいい物の見方をしているなあ、
ということに改めて気づかされました。 (2010-01-21)
しっかりと見る、目をそむけずに見る。そうすると「知る」ことができる。
「肉」の話題を切り口に、切っても切り離せない差別の問題にも触れ、
「いのち」を考える。
ものの見方、生き方のスタンスに一石を投じてくれる本。
普段、自分に都合のいい物の見方をしているなあ、
ということに改めて気づかされました。 (2010-01-21)
こどもに、おとなに、読んで欲しい。生きた牛や豚がどのようにして、パックに詰められた肉となって店に並ぶのか。
われわれの日常から隠されたその「あいだ」を一緒に探していこう、子供たちに呼びかける本。
誰もがきちんと目を向けたことのない、「屠殺場」の中を丁寧に解説していく、文字によるドキュメンタリー。
まず牛の額にピストルで針を打ち込んで脳震盪を起こさせ〜といった描写は生々しく、
目を背けたくなるかもしれないが、しかしそれは自分が口にする肉というものに対して
実際に行われていることなのだから、著者の言うとおり、われわれは知らなくてはならない。
そういうものをきちんと伝えるものとして、この本には確かな価値がある。
けれど、話はそこで終わらない。
なぜ、「屠殺」というものがこれほどまでに人々の目から隠されているか。
それには、日本特有の「穢れ」に対する意識、そして「被差別部落」の人への偏見という現実が存在する。
一見、無関係に思えるタイトルの陰に隠しつつ、
マスメディアから隠されてきたことを子供たちに伝えようとするもうひとつの意図が、本書にはあるのだ。
本の後半では「被差別部落」に対する事実を詳細に伝え、
最終的に「思考停止をしてはならない」という命題を、読者に分かりやすく伝えてくれる。
恐ろしく読みやすいのに、この本はとても奥深い。子供にはもちろん、大人にも読んでほしい。
(2009-12-24)
われわれの日常から隠されたその「あいだ」を一緒に探していこう、子供たちに呼びかける本。
誰もがきちんと目を向けたことのない、「屠殺場」の中を丁寧に解説していく、文字によるドキュメンタリー。
まず牛の額にピストルで針を打ち込んで脳震盪を起こさせ〜といった描写は生々しく、
目を背けたくなるかもしれないが、しかしそれは自分が口にする肉というものに対して
実際に行われていることなのだから、著者の言うとおり、われわれは知らなくてはならない。
そういうものをきちんと伝えるものとして、この本には確かな価値がある。
けれど、話はそこで終わらない。
なぜ、「屠殺」というものがこれほどまでに人々の目から隠されているか。
それには、日本特有の「穢れ」に対する意識、そして「被差別部落」の人への偏見という現実が存在する。
一見、無関係に思えるタイトルの陰に隠しつつ、
マスメディアから隠されてきたことを子供たちに伝えようとするもうひとつの意図が、本書にはあるのだ。
本の後半では「被差別部落」に対する事実を詳細に伝え、
最終的に「思考停止をしてはならない」という命題を、読者に分かりやすく伝えてくれる。
恐ろしく読みやすいのに、この本はとても奥深い。子供にはもちろん、大人にも読んでほしい。
(2009-12-24)
絶対に目をそらさないで欲しい小説のようにストーリーをもった話ではないのに、知らないうちに涙が出た。知らなかった自分への反省と、誇りを持って仕事をする人への感動と、とにかくさまざまな感情が入り混じって、感極まった。
もっと多くの人に読まれるべきだと思い、この本に気づく人が少ないのが心惜しくさえある。
この本の主題は大きく二つ。
一つ目は、私たちが口にしている牛や豚のお肉のできるまでの真実。命を奪い、それを頂いているという意識の話。
二つ目は、お肉をつくる上で関わる職人さんたちの話から派生し、日本人の「穢れ」思想、そこから生まれる間違った差別の話。具体的に言ってしまえば、部落差別の話だ。
正直に言って、機械化・効率化の進んだ現代において、牛や豚が、いまだに人の手によってとどめをさせられ、さまざまな加工を加えられていることを、私は知らなかった。そういうことは、全部機械で自動的にやっていると思っていた。心から、自分を恥じる。
さまざまな人たちが関わり、働いてくれていることで、今、私たちは肉を口にできる。なぜ、身近な食料である肉の生産過程が不明瞭なのか?なぜ、命を頂いているのに知らないで済まされているのか?マスメディアはタブーとして放送せず、自分たちも自ら知ろうとはせずに、ただ何となく受け流している真実。その全貌にスポットが当てたこの本を手にして、私は身がすくんだ。
命を頂く上で、欠かせない仕事をしている人たちへのいわれのない差別についても、作者はメスを入れている。小さい話にまとまらず、人間の心の闇自体を、浮き彫りにしてくれているように思う。「知らない」では済まされない、人間のある種の真理を、作者はやさしい言葉で私たちに語りかける。
「知らない」なんて、言い訳にならない。絶対に目をそらさずに、自分から知るべき真実が、この本にはあると思う。
(2009-11-19)
もっと多くの人に読まれるべきだと思い、この本に気づく人が少ないのが心惜しくさえある。
この本の主題は大きく二つ。
一つ目は、私たちが口にしている牛や豚のお肉のできるまでの真実。命を奪い、それを頂いているという意識の話。
二つ目は、お肉をつくる上で関わる職人さんたちの話から派生し、日本人の「穢れ」思想、そこから生まれる間違った差別の話。具体的に言ってしまえば、部落差別の話だ。
正直に言って、機械化・効率化の進んだ現代において、牛や豚が、いまだに人の手によってとどめをさせられ、さまざまな加工を加えられていることを、私は知らなかった。そういうことは、全部機械で自動的にやっていると思っていた。心から、自分を恥じる。
さまざまな人たちが関わり、働いてくれていることで、今、私たちは肉を口にできる。なぜ、身近な食料である肉の生産過程が不明瞭なのか?なぜ、命を頂いているのに知らないで済まされているのか?マスメディアはタブーとして放送せず、自分たちも自ら知ろうとはせずに、ただ何となく受け流している真実。その全貌にスポットが当てたこの本を手にして、私は身がすくんだ。
命を頂く上で、欠かせない仕事をしている人たちへのいわれのない差別についても、作者はメスを入れている。小さい話にまとまらず、人間の心の闇自体を、浮き彫りにしてくれているように思う。「知らない」では済まされない、人間のある種の真理を、作者はやさしい言葉で私たちに語りかける。
「知らない」なんて、言い訳にならない。絶対に目をそらさずに、自分から知るべき真実が、この本にはあると思う。
(2009-11-19)






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