商品の情報
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臨場 (光文社文庫)
横山 秀夫
→ マーケットプレイス: 1 円 より 定価: 620 円 アマゾン売上ランキング: 17516位 文庫 / 通常24時間以内に発送
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 15件
横山はやはり短編作家。
孤高で卓越した実力者、でも無礼者
終身検視官・倉石義男の事件簿
若干濃密度に欠ける
いまいち
横山はやはり短編作家。
臨場−警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることをいう。
その検視官(現場にあたって、事実をとりしらべる者)を軸に物語は展開される。
−作者、横山秀夫について−
氏は長編作家というよりやはり短編作家だと思う。
氏の作品の魅力は長編よりも短編でより発揮されると感じるし本書もまた然り。
だから初めて横山作品を手に取られる方でどれから読もうか迷われている方には『半落ち』よりは本書や『真相』『第三の時効』『陰の季節』『動機』『看守眼』を断然お勧めする。
いずれも短編作品である。
氏の文章には一切の無駄がない。
まるで粗削りで粗暴な感じさえ受ける。
しかしそれ故に作品に緊張感、緊迫感、スピード感を持たせることに成功している。
氏の得意とするところであろう。
また男臭さの中に男の浅はかさや醜態さ孤独感など、内面からも外面からも男というものを形作っている全てのものを書き出す上手さは他の作家と比較しても際立っている。
しかし横山の上手さはそこだけではない。
それらを描き切った上で尚、余りある哀愁さや羨望さを読み手に与える。
この描き方にいつも舌を巻く。読み終えた後、いつもやられたと思う。
正に横山作品の真骨頂ともいうべき部分だ。
友人に勧めた後日こんな返事を貰った。 「横山の作品を読んでしまうと他の下手な作品(刑事もの)を読めなくなってしまった。どうしてくれるのだ!」 (2008-11-16)
その検視官(現場にあたって、事実をとりしらべる者)を軸に物語は展開される。
−作者、横山秀夫について−
氏は長編作家というよりやはり短編作家だと思う。
氏の作品の魅力は長編よりも短編でより発揮されると感じるし本書もまた然り。
だから初めて横山作品を手に取られる方でどれから読もうか迷われている方には『半落ち』よりは本書や『真相』『第三の時効』『陰の季節』『動機』『看守眼』を断然お勧めする。
いずれも短編作品である。
氏の文章には一切の無駄がない。
まるで粗削りで粗暴な感じさえ受ける。
しかしそれ故に作品に緊張感、緊迫感、スピード感を持たせることに成功している。
氏の得意とするところであろう。
また男臭さの中に男の浅はかさや醜態さ孤独感など、内面からも外面からも男というものを形作っている全てのものを書き出す上手さは他の作家と比較しても際立っている。
しかし横山の上手さはそこだけではない。
それらを描き切った上で尚、余りある哀愁さや羨望さを読み手に与える。
この描き方にいつも舌を巻く。読み終えた後、いつもやられたと思う。
正に横山作品の真骨頂ともいうべき部分だ。
友人に勧めた後日こんな返事を貰った。 「横山の作品を読んでしまうと他の下手な作品(刑事もの)を読めなくなってしまった。どうしてくれるのだ!」 (2008-11-16)
孤高で卓越した実力者、でも無礼者
本作は、検視のスペシャリストである倉石調査官を主人公に、
彼が臨場する現場で起こった様々な印象深いドラマを描く短編集です。
おそらく著者は法医学の取材をかなり行われたようで、
変死体を分析する緻密さは、あたかも読者もその場にいるかのようなリアリティがあります。
事故や天変地異で命を落としたのではなく、
殺人あるいは自殺で生命が絶たれた以上、
その背後には様々な思惑に満ちたストーリーが控えている。
現場の確かな物証と人間心理への鋭い洞察から、
倉石は実に鮮やかな真相を導き出して見せます。
とりわけ印象的だったのは、中盤の「餞」と「声」です。
年齢も境遇も異なりますが、
いずれも女性の哀しい心理が描写されていて胸を打たれました。
ただし、終始気になったのは、倉石の上司に対するガサツな言葉遣いです。
あれではとても組織人としてやっていけないのでは…と、
少々イライラさせられました。 (2008-11-10)
彼が臨場する現場で起こった様々な印象深いドラマを描く短編集です。
おそらく著者は法医学の取材をかなり行われたようで、
変死体を分析する緻密さは、あたかも読者もその場にいるかのようなリアリティがあります。
事故や天変地異で命を落としたのではなく、
殺人あるいは自殺で生命が絶たれた以上、
その背後には様々な思惑に満ちたストーリーが控えている。
現場の確かな物証と人間心理への鋭い洞察から、
倉石は実に鮮やかな真相を導き出して見せます。
とりわけ印象的だったのは、中盤の「餞」と「声」です。
年齢も境遇も異なりますが、
いずれも女性の哀しい心理が描写されていて胸を打たれました。
ただし、終始気になったのは、倉石の上司に対するガサツな言葉遣いです。
あれではとても組織人としてやっていけないのでは…と、
少々イライラさせられました。 (2008-11-10)
終身検視官・倉石義男の事件簿
◆「赤い名刺」
検視官である一ノ瀬は、かつて自分と不倫関係だった
女性の変死体の検視を担当することになる。
女は一ノ瀬の名刺を持っており、それが発見されれば、
容疑者扱いされなかったとしても、組織内での信用は失ってしまう。
一ノ瀬は、誰よりも早く、現場で名刺を回収しようとするのだが……。
秘密が発覚することへの脅えと女への想いの間で揺れ動く一ノ瀬の内面の葛藤が、
事件の謎解きと並行して語られていくことで、終始サスペンスが途切れません。
◆「眼前の密室」
張り込みをしていた新聞記者がポケベルで
急に呼び出され、現場から離れることに。
その際、玄関のドアノブの上に石粒を置いておくことで、
人の出入りの有無を後で確認できるようにしておいた。
17分後、現場に戻って確認すると、
石粒は変わらずドアノブの上に。
しかし、のちに家の中で死体が発見されて……。
密室の形成方法もユニークで興味深かったのですが、
社会派らしい犯行動機には、身につまされます。
◆「鉢植えの女」
ジキタリスとサルビアの鉢植えにまつわる二つの事件。
ジキタリスの事件は《ダイイングメッセージ》もの、
そして、サルビアの事件はホワイダニットです。
結末での一ノ瀬とカリスマ検視官・倉石の
師弟愛が、じつに男臭く、いい感じです。
(2008-06-20)
検視官である一ノ瀬は、かつて自分と不倫関係だった
女性の変死体の検視を担当することになる。
女は一ノ瀬の名刺を持っており、それが発見されれば、
容疑者扱いされなかったとしても、組織内での信用は失ってしまう。
一ノ瀬は、誰よりも早く、現場で名刺を回収しようとするのだが……。
秘密が発覚することへの脅えと女への想いの間で揺れ動く一ノ瀬の内面の葛藤が、
事件の謎解きと並行して語られていくことで、終始サスペンスが途切れません。
◆「眼前の密室」
張り込みをしていた新聞記者がポケベルで
急に呼び出され、現場から離れることに。
その際、玄関のドアノブの上に石粒を置いておくことで、
人の出入りの有無を後で確認できるようにしておいた。
17分後、現場に戻って確認すると、
石粒は変わらずドアノブの上に。
しかし、のちに家の中で死体が発見されて……。
密室の形成方法もユニークで興味深かったのですが、
社会派らしい犯行動機には、身につまされます。
◆「鉢植えの女」
ジキタリスとサルビアの鉢植えにまつわる二つの事件。
ジキタリスの事件は《ダイイングメッセージ》もの、
そして、サルビアの事件はホワイダニットです。
結末での一ノ瀬とカリスマ検視官・倉石の
師弟愛が、じつに男臭く、いい感じです。
(2008-06-20)
若干濃密度に欠ける
横山秀夫のものとなると、ハードルは高い。
だから、この作品も星を4つとした。
横山作品の最もいいところは、
作品自体が濃密で、読んでいても、
自分の息遣いさえ聞こえてきそうなところだと思う。
この「臨場」では、それが薄かったということである。
それと、横山作品にスーパーヒーローは不要ではないかと思うからである。
横山作品には、事実の一つ一つの積み重ねで全体像を築き上げるところに魅力を感じているが、主人公倉石は、一を見て十を知ってしまうタイプである。
かつ、それを上からずばりと言ってしまう。
それゆえ、作品が粗くなる。
スーパーヒーロー不要の理由である。
同じ短編集なら、「深追い」を横山作品の横綱として推薦する。
(2008-05-21)
だから、この作品も星を4つとした。
横山作品の最もいいところは、
作品自体が濃密で、読んでいても、
自分の息遣いさえ聞こえてきそうなところだと思う。
この「臨場」では、それが薄かったということである。
それと、横山作品にスーパーヒーローは不要ではないかと思うからである。
横山作品には、事実の一つ一つの積み重ねで全体像を築き上げるところに魅力を感じているが、主人公倉石は、一を見て十を知ってしまうタイプである。
かつ、それを上からずばりと言ってしまう。
それゆえ、作品が粗くなる。
スーパーヒーロー不要の理由である。
同じ短編集なら、「深追い」を横山作品の横綱として推薦する。
(2008-05-21)
いまいち
そこそこの短編集。買う前に一話読んでみて試してから買うべき。
ここの評価がまぁまぁだったので買ってみたが外れだった。 (2008-04-30)
ここの評価がまぁまぁだったので買ってみたが外れだった。 (2008-04-30)













