商品の情報
|
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)
太田 直子
→ マーケットプレイス: 1 円 より 定価: 735 円 アマゾン売上ランキング: 119856位 新書 / 通常24時間以内に発送
|
日本人の言葉の貧困は、字幕にも現れる
それと同時に、吹き替え版の需要が多く、一昔前には考えられなかった子ども向けだけでなく、大人向けの多くの作品に吹き替え版がある事に気付かされた。
それは、漢字を読む力や、語彙の貧困に起因するとも。
書籍の部数が軒並み減少し続けている結果であり、世界でも吹き替え版が多くある事実を知っても尚、喜ばしいこととは思えない。
字幕屋と言えば戸田奈津子が第1人者だが、ハリウッドスターとのエピソードがふんだんにあるのは彼女ぐらいで、そんなエピソードがあるわけではない本書には、晴れやかな交流よりも、バックヤードの苦労が主として書かれており、字幕は、映画よりDVDの方がより詳しい場合もあることも教わったので、見比べてみようと思う。
著者が字幕屋を引退した暁には、配給会社に遠慮して、今回書けなかった裏話を、中心に書いて欲しいものだ。 (2008-10-15)
翻訳者を目指す人にとって有益では
本書で触れられている問題の一部は翻訳業界全体でおきていることでもあるので、これから翻訳者を目指す方にとって次の3点が特に有益だと思います。
- 産業翻訳と字幕翻訳がどれくらい違うものであるのか
- 翻訳を知らない人(クライアント)と働くということがどういうことなのか
- 日本語力、常識力の低下によって生まれる訳文への制約があるということ
(2008-08-02)
読み取ってほしいエッセー
確かに本書には、「太田さん、それはどうかなあ」と思う箇所がかなりある。しかし次の瞬間、著者は矛盾した意見を書いていて、しかも自ら矛盾を認めている。その大上段に構えたと思ったら全然構えてない酔っ払い的無責任さが、実に痛快だ。突っ込みを入れるだけ野暮である。
その最たる例が「転」にあたる部分で、ここまで読んで初めて、「起」と「承」の意義に気付くとともに、著者の熱い愛情がうかがえ、尚且つ明日への希望が湧いてくる。
余談だが、本書はあくまでも「(主に劇場用の)洋画字幕翻訳家」としての立場で書かれているのを忘れてはならない。似て非なる劇場用洋画用以外の字幕翻訳には、それはそれで、また別の苦楽があるのを記しておこう。 (2008-05-12)
苦悩はわかるけど
大変な仕事なので愚痴を書くなとは言わないし、不満を書くなとも言いません。
でも、文章の書き方が私には好きになれませんでした。
ストレートに書かれているといえば書かれていますが、私は読んでいてちょっと不快になってしまったぐらいです。
映画会社の担当者に対する説明の難しさを書いていた章で「小娘に電車の中で化粧をするな、というのと同じくらい難しい」というような感じで書かれていたり、!マークなどに対する不快が書かれていたり…。
確かにその気持ちも意見もわかります。
でも、友達に話すならその言い方でもいいですが、本として出版し、皆に読んでもらうんですから、もう少し良い書き方があったんじゃないかな、と思いました。
正直、星2つに近い3つです。
(2008-04-22)
字幕の話としても、日本語の話としても、中途半端。
ただ、字幕のことについて書いた部分が少ないのが残念。
日本語の乱れについては色々なところで目にするような主張がほとんどなので、
せっかくなら一般論は極力避けて、もっとマニアックに論じたものが読みたかった。
以下は、評価が低くなったその他の理由。
著者は "「(笑)」だけはどうしても好きになれない。" と書いていたが、
(笑)よりも冗長な付け足しの文章で "「ここ、笑うとこなんですけどー」"
と行間から主張しているような部分が多く、本人が批判している分気になった。
また、"誤字脱字文法破綻だらけの果てしない自慰的垂れ流し文を読むくらいなら"
紙の書物の方がましだ、とブログについて書いていたが、ちょうど私はこの本を
「ブログでもいいような文章だ」と思って読み進んでいたところだった。
文字や文法よりもっと重要な要素では、無料の垂れ流し文と大差がないと感じた。
紙の書物を支持するのなら、わざわざ買って読む側を後悔させないものを書いて欲しかった。
批判に釣り合った文章ではない、と感じて印象が悪かった分、評価が低めです。 (2008-04-08)




![アルク翻訳レッスンシリーズ[メディア翻訳] 映画翻訳入門 (アルク翻訳レッスン・シリーズ メディア翻訳)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41EMR750KEL._SL75_.jpg)





