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赤塚不二夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

赤塚不二夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

河出書房新社(2008-08-22)

アマゾン価格: 1,200
 → マーケットプレイス: 459 円 より
定価: 1,200 円
アマゾン売上ランキング: 95462位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 4件

[3点] 少々物足りないかも・・・。
随分前から発売されていたが
赤塚不二夫の伝記的ドラマが放送された時に出演していた
赤塚先生の娘さん(現・フジオプロ社長)の佇まいが
ちょっと引っかかる感じ・・・
精神的にどこかが歪んでいる雰囲気があり
気になったので、この人へのインタビューが掲載されているこの本を購入する事に。

TVドラマでは隠されていた話が節々に顔を出し
そこを出したら感動ドラマにならないよなぁ〜
ということがチラホラ・・・というか大半w

個人的には、藤子A氏とタモリ氏の話が
もっともっと読みたかった。
既に鬼籍に入ってしまっている石森氏の話も
聞いてみたかった。

講●社の編集者からのプレッシャーで
アル中になったんじゃないかという話は掲載されていない。

それは違う本を読んだ方が良いみたいだ。 (2008-11-05)
[4点] シェー!これぞ「赤塚伝説」の実態だよーんのココロ?
1冊丸ごとひとりの人物を解明する文藝別冊の「赤塚不二夫」号でやんす(国会で青島幸男が決めたのか?)。編集作業も大詰めの入稿日当日未明に訃報が届き、図らずも「追悼」になってしまったが、もともと赤塚不二夫氏の歩んだ軌跡の現在進行形を提示する意図のもとに編まれたそうだ。生前に出される予定だった総力特集なので、表紙からは想像できないほど(タイホする!)内容は充実している。

古谷三敏や土田よしこらが明かす「実録!!フジオ・プロ」、タモリや山下洋輔、細野晴臣、村上隆たちが語る「インタビュー」、深沢七郎と赤塚氏の貴重な「対談」、みなもと太郎や平岡正明らが記した興味深い「論文」、丸谷才一や吉田あみなどによるユニークな「エッセイ」、赤塚氏の歩みを徹底追跡した「アカツカの履歴書」などなど・・・・・忘れようとしても思い出せない周知の側面、想定外の実像が、さまざまな角度から浮き彫りにされる。不思議だが本当だ。本当だが不思議だ。

しかし、われを忘れて見入ってしまうのは、やっぱり一挙掲載された『ナマちゃん』『クソばばあ!』『鉄腕アトムなのだ!!』など激レアなギャグ作品群だ。ただ、長女でありフジオ・プロ社長の赤塚りえ子さんが語り下ろした父・不二夫の実態は痛快であり意外だった。もっと未発表の作品を載せるべし!に賛成の反対なのだが、書き手、語り手それぞれの間合いの取り方で寄せられた文章・言葉の数だけ「赤塚論」「不二夫賛」が驚くほど真正面から展開されている。だから、これでいいのだニャロメ!
(2008-10-05)
[5点] ギャグマンガにすべてを注いだ偉大な天才の光と影。
この本では、ご関係の深かった方々が赤塚マンガとの出会いを語り、追悼の意を捧げています。藤子不二雄、タモリ、高井研一郎、山下洋輔、古谷三敏、北見けんいち、細野晴臣、赤塚りえ子さん等すべての人が、赤塚氏(漫画家同士が呼び合う時、こういう呼び方をするのに因んで)を天才だと認めています。私の赤塚マンガとの出会いは「おそ松くん」でした。その頃、既に大家のように思っていましたが、この本を読んで「おそ松くん」で人気作家になっていったことを知りました。赤塚マンガとほぼ同じ時代を過ごすことができて何と幸運であったかと痛感しました。印象的であったのは、ご長女のりえ子さんのお話です。赤塚氏は、殆ど家庭を顧みなかったようです。子育てにはまったく興味をもてないようで、常に面白いものを求めて常人とは懸離れた生活ぶりをしていたようです。タモリさんの話も興味深かったですね。赤塚氏の並外れた好奇心の良き相棒であったようです。また、フジオ・プロ出身の漫画家の方達は、赤塚氏のサービス精神溢れる人格を賞賛しています。自分の作品でありながらスタッフにどんどん描かせていたようです。言葉で言えば絵になるという、凄い画力だったようです。赤塚氏は、徐々にアルコール中毒が酷くなり妄想を見るようになっていたようです。りえ子さんがそのことをリアルに語られています。アルコールにのめりこんでいったのは、ギャグのアイデア、面白いものを追求していった側面があったようです。赤塚氏の天才ぶりは誰もが認めますが、その背景には凄まじいばかりの創作への欲求が溢れかえっていたことが伺えます。トキワ荘時代、ヒット作品連発時代、漫画から放れていった時代。赤塚氏を古くから知る人はどんどんと変わっていったと語っています。しかし、サービス精神と面倒見の良さは生涯変わらなかったそうです。今後も、赤塚氏の作品を思い出しては時折読むでしょう。残してくれた作品をいつまでも失わない私達が如何に幸福であるか、と思います。合掌。 (2008-09-12)
[4点] 「アクロス・ザ・ユニバース」のように。無限に拡がり続ける赤塚ワールド。
ふだん赤塚先生のマンガを読んでいる時、オレにとって先生は、とても近しい存在のように感じられる(畏敬の念も、また同時にあるのだが)。だけどこの、いろいろな人々が先生について書き、語り、また描いている一冊を読んでいる間、オレの中の先生はどんどんどんどん拡散し、つかみどころのない、だけどきわめて大きな存在のようになっていた。これはある程度予想していたことだが、その人ごとの赤塚先生の印象、イメージというものはそれぞれ異なっていて、うまいことくくろうとしても無理みたいなのだ。中にはやはり、ちょっとズレていたり、よくわからないことが書いてあったりするケースもあったけれども、部分的にも全体的にも「ロクに知りもしないくせに、適当にまとめた」ようなものにはなっていない。まぁ「作品はそんなに読んでないけど、赤塚不二夫のことを知りたい」、となんとなく思った人よりは、これまでに何冊も関連本を読んでいて、もっと読みたい、と思った人向きの本ではある。
個人的には、高井研一郎、古谷三敏、北見けんいち、土田よしこの各氏がフジオ・プロでの日々を語るインタビューが収穫だった。先生の娘さんがインタビューで語るエピソードの数々も強烈。みなもと太郎、竹熊健太郎両氏による評論も読みごたえあり。
活字でいっぱいの本だが、少年誌デビュー作となった「ナマちゃんのにちよう日」(『漫画王』1958年11月号)、ニャロメとべしだけが登場する、シュールな「サイケ・サイケ ビーチにて」(『週刊少年サンデー』1970年7月26日号)など、レアな作品もいくつか再録してある。
なお、先生の生前に、ほとんどの編集作業は終わっていたらしく、ごく一部への加筆を除き、そのままの形となっている。

それにしても本当、でかい仕事をしたよね、先生。
たくさんの爆笑と衝撃、そして勇気と感動を、ありがとうございました。 (2008-08-31)

赤塚不二夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊) (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

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