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長谷川慶太郎の世界はこう変わる 2008 世界を日本がリードする
長谷川 慶太郎
→ マーケットプレイス: 101 円 より 定価: 1,680 円 アマゾン売上ランキング: 140656位 単行本 / 通常24時間以内に発送
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世界情勢は今、どうなっているのか?
サブプライム・ローン問題など一時の迷惑なアクシデントはあれど、
日本の経済に対しては終始良い展望を持っている。
世界にはまだまだ電気も水も鉄道も港湾も環境技術も足りない。
その技術を提供できるのは、日本ただ一国だけなのである。
この日本に住みながら、我々日本国民は、いったいわが国が
どれほどの国力を持っているのかを具体的には知らない。
もっとも、その国力のほとんど全ては企業努力によるもので、
愚劣な政治家の力は一片たりともないわけだが…(笑)
本書では幅広く世界各国との関係で話がすすめられるが、
例えば隣国・中国だけとの比較を例にすれば、
やれ中国のなんちゃらの数値が日本を抜いただの
アメリカを抜いただのと報道されるたびに、ともすると
その数字が何を意味するのかを知らないままに、日本人は悲観的になりがちだが、
それは実はただの雰囲気=ムード以外の何ものでもない。
インドのアルセロール・ミタルも最近大躍進しているが、
その技術力は日本の新日鉄を脅かすほどのものではなく、
ミタルの鉄鋼生産量も世界のほんの一割に過ぎない。
もちろん品質・技術力ともに新日鉄が世界一である。
例えば中国には30万トンクラスの艦船が入港できる港は香港にしかなく、
物流・ビジネスにおいて致命的である。
日本が東京、横浜、大阪、神戸などの大都市のほか、地方にも
底の深い、大型船が入港できる港がごまんとある日本と比べて、
どちらが有利であるかは一目瞭然だろう。
中国には港に適した土地も少なく、港湾を建設する技術力もない。
これが物流においては納期にも影響するし、インフラの不整備による
経済・エネルギー効率の低下・消耗は著しい。
また、日本ほど製造業が押し並べて優秀な国家は世界にも稀であり、
石油精製技術、天然ガス液化技術、工作機械、造船技術、築港能力、
原子力発電、環境技術、鉄鋼技術、鉄道などどれをとってもピカイチである。
アメリカも中国も日本で精製された石油製品を購入せざるを得ないのである。
中国では原油価格が北京政府の公定価格で取引されるため、値が安く、
昨今の原油価格の高騰でも、国内で節約しようという気持ちが生まれない。
それで、無制限に原油が消費されるわけだが、それだけ消費したからといって
中国が大国なわけではない。日本から良質な石油製品を輸入する一方で
質の悪い石油製品も使わざるを得ないから、公害は増すし、燃料効率が悪い。
水問題も深刻だ。黄河の水は当の昔に枯渇し、
今はその面影は堤防を残すのみである。
上海の高級マンションに住む住民も、水道は使えず、
海外から輸入したペットボトルの水を飲む。
かって石原慎太郎が中国のことを「図体ばかりでかくて…」と
揶揄したが、まったくその通りである。
日本も資源を世界に頼っているが、中国だけではなく、
いまや世界各国が、日本の優れた技術力に頼らずには存在できないのである。
以下に本書の目次を示す
第1章 グローバリズムは日本のチャンス
第2章 もはや石油危機が起こらなくなった世界
第3章 中国の暴飲暴食が止まらない
第4章 世界のエネルギー地図に大変化
第5章 地球温暖化問題は日本に追い風
第6章 日本の重厚長大産業が世界のトップを走る
第7章 資源をめぐる世界的な大競争が始まった
第8章 日本とアメリカは史上最強の同盟国
あとがき (2008-04-03)
的確な分析としっかりした情報
2008年はアメリカ・ロシア・韓国・フランス・台湾、等で首脳が交代し始める中で日本の舵取りはどうなっていくのだろうか?予習の意味で本書は大切な一冊となる。
(2008-01-09)












