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東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 (文春文庫) アマゾン価格: 630 円→ マーケットプレイス: 445 円 より 定価: 630 円 アマゾン売上ランキング: 53194位 文庫 / 在庫あり。
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5
/ 総数: 3件
東京大学の教養学部までも巻き込んだデタラメなジャズ偽史
音楽の記号論的分析が明快
斬新
東京大学の教養学部までも巻き込んだデタラメなジャズ偽史揶揄すれば、その劣った内容から「東京大学のタブロイド・メイカー」と形容できる。歴史編でも菊地氏の考察や執筆内容は極めて未熟で、アメリカでは全く通用しないデタラメな内容であり、Guesswork(デタラメな推論)とResearchは全く違うものであるという認識すらない内容空疎なくだらない講義である。ジャズ喫茶で談義しているか如く、国立大学で講義したのは本当にまずい。バークリー音楽院は名門ではないし、TOEFLなしでも留学できる専門学校という認識が実状にあっている。バークリー音楽院、そのものが、アメリカのジャズ教育の氷山の一角なので、そのメソッドでジャズの歴史を解析するなど愚の骨頂である。ラッガース大学の学術論文誌Annual Review of Jazz StudiesやMusic Theory Spectrumで論文発表実績すらないバークリー音楽院の講師自体が低レベルである。ジョン・コルトレーンの晩年の口癖は「Knowledge will set you free(知は自らを解放するだろう)」である。レコードを聴いて、リサーチもせず、モノを言う程度の菊地式「当てずっぽうジャズ学」では、結果的に受講者が糧となる「知」にはならない。アメリカのジャズ学(特に「歴史分野」)は、徹底したリサーチの必要性を説くルイス・ポーター教授の出現によって、格段とレベルが上がったが、この本の内容は、極めて低いレベルであり、日本のジャズメディアが20年以上遅れていることの証だろう。賢明な日本人は何を文部科学省に訴えるべきかというと「いい加減なジャズ学を教養の如く日本の大学で広めるのは即刻止めるべきだ」ということに尽きる。本場アメリカのジャズ学科での受講経験もない、ジャズの学術論文発表遍歴もない、渡米長期在留修行経験もない、デタラメな考察を日本の最高学府で講義させてしまったのは歴史に残る日本戦後教育の汚点だろう。
(2010-03-01)
音楽の記号論的分析が明快オリジナルは2005年5月リリース、文庫化は2009年3月10日。通称『青アイラー』。2004年4月から1年間、東大教養学部からの『非常勤講師としての通期のゼミ依頼』に基づいて大谷能生と共に、展開されたジャズ講義である。デートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデン等の『演奏』のイメージしかなかった菊池成孔のイメージががらりと変わってしまった一冊だった。こういう講義をやらせる東大の懐深さにも感心した。
まずバッハの十二音平均律(1722年)→バークリー・メソッド(1950年)→MIDI(1983年)で分析された音楽の記号論的分析の明快さに感心した。なるほどと思い、今まで聴いてきた様々な音楽がこの本のおかげで欠落していた知識が補完され、しっかりと繋がったのを感じた。まさに眼からウロコだった。
特に感心したのはジョン・コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』の楽曲分析だった。四度圏表の最も遠い調に三角形にショート・カットしている、という分析になるほどそういう意味でも『ジャイアント・ステップス』だったのか、と思った。すばらしい分析だ。
そして面白かったのは『前期テスト』の内容である。5曲の音源を聴かせてレビューを書かせるのだ。実に面白い。その5曲とは、
1.Glenn Miller and His Orchestra 'Chattanooga Choo Choo'
2.Bud Powell Trio 'Indiana'
3.The Giuseppi Logan Quartet 'Dance of Satan'
4.Geoege Benson 'Affirmation'
5.銀巴里セッション 'Green Sleeves'
である。ジャズ好きばかりでなく読んで欲しい一冊だ。 (2009-07-26)
まずバッハの十二音平均律(1722年)→バークリー・メソッド(1950年)→MIDI(1983年)で分析された音楽の記号論的分析の明快さに感心した。なるほどと思い、今まで聴いてきた様々な音楽がこの本のおかげで欠落していた知識が補完され、しっかりと繋がったのを感じた。まさに眼からウロコだった。
特に感心したのはジョン・コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』の楽曲分析だった。四度圏表の最も遠い調に三角形にショート・カットしている、という分析になるほどそういう意味でも『ジャイアント・ステップス』だったのか、と思った。すばらしい分析だ。
そして面白かったのは『前期テスト』の内容である。5曲の音源を聴かせてレビューを書かせるのだ。実に面白い。その5曲とは、
1.Glenn Miller and His Orchestra 'Chattanooga Choo Choo'
2.Bud Powell Trio 'Indiana'
3.The Giuseppi Logan Quartet 'Dance of Satan'
4.Geoege Benson 'Affirmation'
5.銀巴里セッション 'Green Sleeves'
である。ジャズ好きばかりでなく読んで欲しい一冊だ。 (2009-07-26)
斬新斬新な構成や分析がおもしろく、読み始めたら止まりませんでした。タイトルにも出てくるアイラーの演奏を流しながら解説するあたり、笑えました。
菊池氏が前書きで「およそ人間が編纂する歴史は総て偽史である」と述べているとおり、これもまた偽史でしょう。
かつて自分または自分の先祖が過ごしてきたために、わたしたちは歴史を既知のことだと錯覚しやすいですが、実は歴史は未知なのであって、自分の歴史も完全に把握できないのに、他人が編纂した歴史を鵜呑みにするのは恐ろしい。学校で教わる歴史も然り。ただこの本はすばらしい偽史だと思いますよ。
あと、なんとなくこの本、概論や総論というより、各論の集積のような印象を受けます。キーワード編はまさに各論ですが、ここで扱えなかった切り口をキーワード編で整理しなおした感じでしょうか。
難を言えば、カタカナ言葉が多い。外来語として十分に周知・定着されていないような英語を多用するので、全体に生硬な文章だと思います。「憂鬱と官能」のほうが、内容は難しいですが、スムーズな文章でした。もう1点は「。」の使い方。句点を打ちながら文章が繋がっていく綴り方は奇妙です。 (2009-06-02)
菊池氏が前書きで「およそ人間が編纂する歴史は総て偽史である」と述べているとおり、これもまた偽史でしょう。
かつて自分または自分の先祖が過ごしてきたために、わたしたちは歴史を既知のことだと錯覚しやすいですが、実は歴史は未知なのであって、自分の歴史も完全に把握できないのに、他人が編纂した歴史を鵜呑みにするのは恐ろしい。学校で教わる歴史も然り。ただこの本はすばらしい偽史だと思いますよ。
あと、なんとなくこの本、概論や総論というより、各論の集積のような印象を受けます。キーワード編はまさに各論ですが、ここで扱えなかった切り口をキーワード編で整理しなおした感じでしょうか。
難を言えば、カタカナ言葉が多い。外来語として十分に周知・定着されていないような英語を多用するので、全体に生硬な文章だと思います。「憂鬱と官能」のほうが、内容は難しいですが、スムーズな文章でした。もう1点は「。」の使い方。句点を打ちながら文章が繋がっていく綴り方は奇妙です。 (2009-06-02)




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