商品の情報
![]() |
被差別の食卓 (新潮新書) 上原 善広 → マーケットプレイス: 148 円 より 定価: 714 円 アマゾン売上ランキング: 50043位 新書 / 在庫あり。
|
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 12件
簡単ではないソウルフード
あぶらかす 食べてみたい
「盛岡冷麺物語」と合わせて読むと味わい深い
堅苦しくなく被差別問題を考える端緒に
なかなかの紀行もの
簡単ではないソウルフードソウルフードという言葉がおふくろの味見たいな意味で使われているが、
差別や迫害貧困といった結構深い背景があることを知った。
被差別ものにありがちな、悲惨さを強調した表現をしていないが、
その分乾いた表現が重い。
特に国全体が貧しいネパールの非差別民サルキの記述は、
淡々とした表現を持ってしても絶望的に持ちになる。
Political Correctnessで遮蔽されている先進国の差別実態だが、
ネパールに見られる露骨でむき出しの差別よりずっとマシだ。
日本では被差別民の食材が市場で受け入れられて値上がりするまでになっている。
差別が利権になっている現実とか、
根強い反社会勢力との関係など難しい問題を抱えているけれど、
日本はかつてよりマシになっているとはいえるかもしれない。
(2010-03-02)
差別や迫害貧困といった結構深い背景があることを知った。
被差別ものにありがちな、悲惨さを強調した表現をしていないが、
その分乾いた表現が重い。
特に国全体が貧しいネパールの非差別民サルキの記述は、
淡々とした表現を持ってしても絶望的に持ちになる。
Political Correctnessで遮蔽されている先進国の差別実態だが、
ネパールに見られる露骨でむき出しの差別よりずっとマシだ。
日本では被差別民の食材が市場で受け入れられて値上がりするまでになっている。
差別が利権になっている現実とか、
根強い反社会勢力との関係など難しい問題を抱えているけれど、
日本はかつてよりマシになっているとはいえるかもしれない。
(2010-03-02)
あぶらかす 食べてみたいこの本を読んで「あぶらかす」を食べてみたくなりました。
被差別部落出身者ならではの体験談等は、興味深く、また考えさせられる
ものがあります。
ただ、掘り下げがもう少し深ければとの感想も持ちました。
一言で言うと、被差別部落出身者の書いた「もの食う人びと」(辺見庸)ですね。 (2008-10-01)
被差別部落出身者ならではの体験談等は、興味深く、また考えさせられる
ものがあります。
ただ、掘り下げがもう少し深ければとの感想も持ちました。
一言で言うと、被差別部落出身者の書いた「もの食う人びと」(辺見庸)ですね。 (2008-10-01)
「盛岡冷麺物語」と合わせて読むと味わい深い「盛岡冷麺物語」(小西正人著)は、いまでは岩手・盛岡の名物となった盛岡冷麺を生み出した在日コリアンの生き様を描いたルポだ。あの独特の味わいを持つ冷麺は、それ以外のものを作り出せない在日の「舌の記憶」よって生み出されたものだった。被差別の中でそれをむしろ、パワーにして武器にして生き残った者のみが生み出せた奇跡の料理だったのだ。ぜひ、本書と合わせて読まれることをお薦めする。
(2008-02-18)
堅苦しくなく被差別問題を考える端緒に被差別部落出身の著者が世界各地の被差別民たちの食事をテーマにまとめた書である。
駆け出しの物書きであった20年代の大半を費やしたという。
著者にとっては自らのルーツへの探求とともに、被差別部落という存在を広くとらえるために必須の作業であったのであろう。
世界の被差別民の食事を取り上げながらも最後に自らの母親の料理へと収束していく本書の展開はそんな著者の遍歴の成果と言えよう。
どこの国でも被差別民は外部に対して閉鎖的であるのは歴史的な背景からして仕方のないことであろう。また、自らのルーツを隠す傾向と顕わにする傾向が入り交じるのもどこの地域でも同じである。
もはや忘れ去られつつある食文化、主流派に取り込まれてそのルーツが見えなくなりつつある食文化、被差別部落出身である著者でなければここまでこだわって世界の食文化を被差別という側面からとらえ直すことは難しかったであろう。
どうも被差別部落が絡む問題となると堅苦しくなり、よほど興味のある人でないと読了できないような書が大半であるのだが、この書は被差別部落に特段の関心がない人でも十分に読むことができる。著者があとがきで書いていた意図は成功を収めているように感じる。世界の食文化に興味のある人などに、その背景となる文化や歴史を知るためにう進めたい書である。
さいぼしやかすうどんは目に触れることもあったが、被差別部落にルーツのある食材とはこの書を読むまで全く知らなかった。ソウルフードやフェイジョアーダのルーツは知っていたが、フライドチキンもその一端を占めていたというのも新鮮な驚きであった。我々の日常にも我々の知らないルーツがあることを実感した書でもあった。
(2008-02-09)
駆け出しの物書きであった20年代の大半を費やしたという。
著者にとっては自らのルーツへの探求とともに、被差別部落という存在を広くとらえるために必須の作業であったのであろう。
世界の被差別民の食事を取り上げながらも最後に自らの母親の料理へと収束していく本書の展開はそんな著者の遍歴の成果と言えよう。
どこの国でも被差別民は外部に対して閉鎖的であるのは歴史的な背景からして仕方のないことであろう。また、自らのルーツを隠す傾向と顕わにする傾向が入り交じるのもどこの地域でも同じである。
もはや忘れ去られつつある食文化、主流派に取り込まれてそのルーツが見えなくなりつつある食文化、被差別部落出身である著者でなければここまでこだわって世界の食文化を被差別という側面からとらえ直すことは難しかったであろう。
どうも被差別部落が絡む問題となると堅苦しくなり、よほど興味のある人でないと読了できないような書が大半であるのだが、この書は被差別部落に特段の関心がない人でも十分に読むことができる。著者があとがきで書いていた意図は成功を収めているように感じる。世界の食文化に興味のある人などに、その背景となる文化や歴史を知るためにう進めたい書である。
さいぼしやかすうどんは目に触れることもあったが、被差別部落にルーツのある食材とはこの書を読むまで全く知らなかった。ソウルフードやフェイジョアーダのルーツは知っていたが、フライドチキンもその一端を占めていたというのも新鮮な驚きであった。我々の日常にも我々の知らないルーツがあることを実感した書でもあった。
(2008-02-09)
なかなかの紀行ものまったく悲壮感の漂わない純粋に読んで楽しい本。
筆者の性格か、それとも手法か、
観光ガイドブックのようにワクワク感を抱かせてくれる。
現地取材をする筆者に同行しているかのような錯覚に陥る。
「次はどこに行く?」 と問いかけてみたくなるほどだ。
ちなみに、それぞれ、食べてみたい。 (2007-05-18)
筆者の性格か、それとも手法か、
観光ガイドブックのようにワクワク感を抱かせてくれる。
現地取材をする筆者に同行しているかのような錯覚に陥る。
「次はどこに行く?」 と問いかけてみたくなるほどだ。
ちなみに、それぞれ、食べてみたい。 (2007-05-18)













