商品の情報
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第四解剖室 (新潮文庫)
スティーヴン キング, Stephen King, 白石 朗
→ マーケットプレイス: 1 円 より 定価: 740 円 アマゾン売上ランキング: 4329位 文庫 / 通常24時間以内に発送
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本書は、1993年刊行の『Nightmares & Dreamscapes』(邦題『いかしたバンドのいる町で:ナイトメアズ&ドリームスケープス I』、『ヘッドタウン:ナイトメアズ&ドリームスケープス II』)以来、久々の短編集だが、ここにはキングの魅力がそのまま詰まっている。短編という形式は、ごくありふれた設定(ガレージセール)や昔懐かしい思い出(少年時代に魚釣りに遠出したこと)を素材に使って読者を戦慄させる、キングの手腕がまさに発揮される場だ。数あるキングの短編でも傑作に数えられる作品もいくつか収められていて、なかでもO・ヘンリー賞受賞作や「Riding the Bullet」は当初e-Bookとして発表され、既存の出版界に終焉を告げる事件だと一時騒がれた。例によって、どの作品も1ページ目から、現実からややはずれたキング独特の世界に読者を引きずりこみ、わずか50ページの長さで、ちまたにあふれる多くの作家たちの長編より、はるかにみごとに登場人物や雰囲気を構築している。
この短編集でキングの熱狂的ファンがいちばん注目するのは、「The Little Sisters of Eluria」(邦題「暗黒の塔-エルーリアの修道女」)だろう。際限なく広がり続ける「暗黒の塔」世界を舞台にするこの作品は、ファンタジー・アンソロジー『Legends』(邦題『伝説は永遠に(1)ファンタジィの殿堂』)で最初に発表された。「暗黒の塔」シリーズ第1巻より以前に設定を置き、いかにも怪しい看護婦たちの世話になる負傷したガンスリンガー、ギリアドのローランドが描かれる。ほかに、ある女性の悲劇の物語「That Feeling, You Can Only Say What It Is in French」、幽霊ツアーガイドブックのライターがついに本物の幽霊に出会う「1408」、ずっと夢見ていた仕事に就いた少年を悪夢が襲う表題作「Everything's Eventual」、血なまぐさいラストが驚愕を誘う離婚劇「L.T.'s Theory of Pets」などの作品が収録されている。
また、短編という芸術が失われつつある現状についてのまえがきや、各作品にこめた著者の意図、どこで着想を得たかなどの短い裏話も楽しめる。「親愛なる愛読者諸兄姉よ」とキングが直接読者に呼びかけるときの例にたがわず、その語調は、キャンプファイヤーを囲んでこれからお化け話を始めようとしているキャンプ指導員のそれだ。「みんなを怖がらせるのはちょっと気が引けるけど、手加減はしないよ」と。キングの燃やすたき火に集まったキャンパーのみなさんは、彼の警告に耳を貸したほうがいい。なにしろ、闇夜にまぎれてキングが人を驚かそうとするときは、窓に当たった小枝の音にぎょっとさせられる程度ではすまないからだ。(Benjamin Reese, Amazon.com)
千差万別
しかし、そこは帝王キング、人畜無害な穢れなき子羊である我々国民的快楽追及読者を実際に「黒いスーツの男」に会ったかのような錯覚と時間差を乗り越えた天空世界・酒池肉林世界に移り住むかのごとき経験をさせてくれるのだ。
しかし、そこはやはり人の子キング、交通事故にも遭えば、ヨメさんとエッチもする。「キンちゃん神の子、不思議な子」である。しかしやはり本人にとって★4つは不満足かもしれない。内容については、複数の翻訳者が翻訳するとこうも雰囲気が替わるものかと妙に納得させられる文庫本ではある。 (2007-12-22)
色彩豊かな悪夢
特筆すべきは悪夢のようなシーンの描写の鮮やか。きらめくナイフや飛び散る血しぶき、恐怖に張り裂けそうな瞳の瞳孔までが生々しく眼前に広がるような感覚に襲われる。
短編とはいえ、深い人物描写や広がりを見せる世界観に、著者の創造力の豊かさが見事に発揮されている。
スラングや訛った表現が多いので読むのは簡単ではないが、活き活きとした文章は多少の苦労を忘れさせるくらいに魅力的である。 (2007-04-18)
13?6?いったい短編の数はいくつなんだ?
「ライディング ザ ブレット」を入れて14編です。
というわけで本書「第四解剖室」には6編のみの収録です。
お気に入りは「ジャックはミルトンの死」
この作品のように、恐怖が主役的に取り扱われず、ダークなトーンでじりじ
りと炙られていくような話の方がキングの旨さを感じることができる。
他にもダークタワーシリーズ外伝「エルーリアの修道女」についても、熱
心なキングファンには、見逃せないところ。
しかし、キングによる1編ずつの解説はなぜか居心地が悪い気がする。
(2006-09-25)
エルリーアの修道女
怖い。
1話ごとに違うタイプの恐怖を味わうことができるのですが、その中の数話は強烈すぎて、読んで1年以上経った今でも怖く、一種のトラウマのような感覚に陥ります。これは期待を裏切らない本ですよ。 (2005-08-03)













