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魚籃観音記 (新潮文庫)
筒井 康隆
→ マーケットプレイス: 1 円 より 定価: 420 円 アマゾン売上ランキング: 161341位 文庫 / 通常24時間以内に発送
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「ジャズ犬」「谷間の豪族」がよかった
広場に犬が集まってジャズを演奏し,それを猫が聴いて楽しむ,という「ジャズ犬」。人間には騒音としか聞こえないため,野良犬・猫狩りが行われることになってしまった・・・抑制の利いた切なさを感じさせる作品だった。
3000段近くある石段を下った谷間にある妻の実家に住むことになった,という「谷間の豪族」も,何となくファンタジー仕立てのようないい味の作品だった。確かに,そんなところに住んでいたら,たまに東京に出てきたときには買い物などしまくることにもなろう。そこに,東京で一夜を過ごしたことがある女性が来て・・・こちらも,何かほっとさせられるような不思議な味わいの作品だった。
(2007-07-17)
筒井節が帰って来た
タイトル作「魚籃観音記」は故事を基にして究極のエロスを追及したもの。「弁天さま」では伏字を連発していたのに比べ、直截的な表現を用い、読む者を喜ばせる。表現自粛に作品で反駁したものか。「市街戦」は日常と非日常の倒錯を描いた筒井らしい作品。「作中の死」は小説における登場人物とモデルの関係をブラック・ユーモア的に扱ったものだが、柳美里事件が影響しているのかもしれない。「谷間の豪族」は筒井が良く扱う、通常世界の人間が異界(何故か谷間が多い)に抱くイメージ・ギャップをシニカルなタッチで描いたもの。
個人的には、筒井の作品の中では本作のようなドタバタ・ナンセンスもののファンなので、待望の作品集である。風刺と毒とエロスが満載の傑作短編集。 (2007-05-01)
スラップスティックな
やってくれました
歓喜法悦にのめり込み極楽昇天!
どうしよう、本当に観音様にそんなことさせちゃって、読んでてヒヤヒヤでもワクワク。いやいや、読んでるこちらが身もだえてしまいます。
せつなげな読後感が残る「ジャズ犬たち」。
段々、せつなげな作品が増えている気がするのは著者が歳を重ねたせいでしょうか、読む私が歳を重ねたせいでしょうか..。
「谷間の豪族」。
こういう文体を読むにつけああこういう文体でも良いのかうんなるほどなどと思うのですが、いけません素人には到底マネの出来るものではありません、でもマネしたい真似てみたい。
ほか、初出平成9年~同12年の全10作品が収録されています。 (2003-06-12)













