商品の情報
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アオイホノオ 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)
島本 和彦
→ マーケットプレイス: 377 円 より 定価: 540 円 アマゾン売上ランキング: -- 位 コミック / 通常24時間以内に発送
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矢野健太郎が気がかりだ
島本和彦さんの漫画はほとんど読んだことがありませんでした。名前と「炎の転校生」という代表作があることくらいしか知りません。
ときは1980年。大作家芸術大学映像計画学科1年生の焔燃(ほのお・もゆる)君が主人公です。まあ、島本さん自身が投影されている主人公だとは思いますが。
1巻では、誰もが経験しているはずの、若気の至り、若さゆえの傲慢、勢い、がこれでもかと描かれて、面白かったです。
たとえば、主人公は少年サンデーを読んで、こう思います。
>甘くなってきている!
>漫画業界全体が 甘くなってきている!
>いいぞ、甘くなれ、これからもどんどん甘くなってゆけ!
また、高橋留美子さんの「うる星やつら」を読んだ主人公は
>今のサンデー読者にこれがわかるはずがない!(中略)
>しかしまあ、俺だけは認めてやろう!ファンレターでも出すかな
>がんばれ、って。きっと喜ぶぞ。
などとつぶやきます。すごい思い上がり!でも経験あるなあという感じ。
しかし、それと同時に、主人公の自信をくじく出来事も次々に訪れます。クラスメイト・庵野秀明の才能を見せ付けられたり、いざ漫画を描こうとすると、投稿用原稿用紙のサイズに戸惑ったり、少年サンデーでは細野不二彦などの新星が出てきて、自分の才能を過信しつつも卑下して悩む主人公の姿。
なかでも、大学マンガ・アニメーション研究会(CAS)での、矢野健太郎さんとの出会いのシーンが大好きです。矢野健太郎さんは、のちに「ネコじゃないモン!」などで知られるようになる漫画家さんです。
入部しようとやってきた焔くんは、部長の矢野健太郎さんに以下のように言われます。
>ここには、2種類の部員がいてな・・・・
>プロになる気のある者と、なる気のない者!
そして、焔くんの原稿を読んで
>フン・・・まだまだ絵がおぼっちゃんの線だぜ。
とつぶやくあたりから、矢野健太郎の迫力が増してきます。
>デザイン科4回生、このCASの会長、矢野健太郎。
(中略)
>お前には、果たしてそれだけの漫画にかける覚悟はあるのか!
こんな矢野健太郎の迫力に、焔くんは逃げ出してしまいます。そしてこんなナレーションが。
>どこまで逃げる、焔!?
>お前の将来は?
>それでも何かを目指そうという心意気は無いのか?
>ダメな若者、焔燃の青春はまだ続くー
こんなふうに、自分の才能への過信と不信を行き来する若者の姿が小気味よく描かれています。何より、そういった若者のダメさ、おろかさ、に対する作者の暖かい視線と応援の気持ちを感じ、読んでいて勇気付けられる気がしました。
焔くんよりも矢野健太郎さんのその後が気がかりです。 (2008-12-16)
40代の漫画好きにはたまらない。
「あだち充氏、高橋留美子氏 激怒!?」
「放課後、体育館ウラにおいで。」(あだち充)
「ショックです。そんな目で見られていたなんて。」(高橋留美子)
何よりもオビのコピーが秀逸。
あの島本和彦による自伝的熱血根性漫画家マンガ(笑)。
若い頃ってホントにみんな馬鹿だった。
そんな当たり前の事を思い出させてくれる傑作。
1980年代の漫画・アニメシーンを知る40代は必見。
というか40代にしか
この面白さが伝わらないかも。
漫画ネタは版元の小学館に偏っているけれど(笑)。
作中で準主役として実名で登場する庵野秀明氏との巻末対談もカナリおかしい。 (2008-11-28)
スガスガしいほど、いつもの島本調。
熱血青春ギャグ漫画家・島本和彦による熱血青春ギャグ漫画。
時は1980年、プロの漫画家を目指すべきかアニメ界に飛び込むべきか悩む、大作家(おおさっか)芸術大学・映像計画学科1年、焔燃(ほのおもゆる)の奮闘を描く。ワンパターンで何が悪い! スガスガしいほど、いつもの島本調。
本作は、1980年代の漫画界・アニメ界の変化を背景に、実在の漫画家や、現在アニメ界を引っ張っているような人物が次から次へと登場してくるので、著者の大学時代を振り返った回想録としては面白いのだが…。漫画として面白いかと問われれば、どうかと(僕はギャグ漫画が結構好きなので、細かいギャグにはかなり笑ったんだけど)。第1巻は第6話まで収録されており、第4話までは面白いのだが、5話・6話と急に雑になっている感じがする。
ボロクソに書いたが、第2巻が出たらつい読んじゃうだろうな〜。
(2008-09-20)
編集と作家が共通の強い意志を持つ作品
当たり障りのない表現に作家をリードするのが常だが、
この作品は編集と作家が共通の強い意志を持って
「漫画」というテーマに体当たりしている印象が強い。だから気持ち良い。
さまざまな作家や作品が実名で登場し、かつ主人公の視点を通じて批評もしている。
ベテランの作者が敢えて実験的な表現に挑んでいるだけでも、読む価値あり。
しかもしっかりと島本流のギャグ満載である。ファン必読。 (2008-08-04)
漫画誌に残る作品
しかし、この作品は違う。
断言しよう。本作は漫画誌に残る作品である。
主人公を島本和彦=手塚 秀彦(島本氏の本名)ではなく、焔燃(ホノオモユル)にしたことが
今後の本作にとって吉となるか凶となるか非常に興味深い。 (2008-06-13)













