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商品の情報

宵山万華鏡

宵山万華鏡

森見 登美彦
集英社(2009-07-03)

アマゾン価格: 1,365
 → マーケットプレイス: 606 円 より
定価: 1,365 円
アマゾン売上ランキング: 9138位
単行本(ソフトカバー) / 在庫あり。
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 25件

[4点] 幻想世界の光と闇
京都、宵山の祇園祭の世界に迷い込んだ人たちの話が収められています。
一つ一つの話は独立していますが、全ての話を読むと宵山の世界が見えてきます。
一度、宵山の世界に入り込むと二度と抜け出すことのできない、あやしの世界です。

宵山の世界は幻想的な魅力を放ち、人々、特に子供の心をつかみます。
それは、子供たちにとって手に入りにくい物でも、祇園祭で一番えらい“宵山様”の近くに行くと簡単に手に入ってしまうからでしょう。

幻想的だけれども二度と抜け出すことのできない“あやし”の世界に浸れます。 (2010-02-19)
[4点] ほどよくおもしろい
太陽の塔で森見作品にハマり、キラキラな表紙に惹かれて購入。
なんだかにぎやかで心惹かれる表紙ですよね!

一番初めの小学生の姉妹の話を読んだときは「怖い」「あの愉快なノリは?」と???な感想だったのですが、読むうちに納得。
いつもの京大生風と怪談風、どちらも一冊に収まったというか。
読み終わったあと不思議な感覚になりました。

多分二回目のほうが楽しめる作品です。
違う章で出てきた登場人物たちがさりげなく登場しててニヤっとします。
本当に万華鏡をのぞいている感覚!
宵山行きたくなりました!
乙川さんが一番好き♪
(2010-01-23)
[5点] 夏が恋しくなります!

日本の夏祭り特有の、蒸して汗ばんだ空気、
浮かび上がる提灯の明かり、夜店の甘ったるい匂い・・

日本人ならば誰もがおそらく持っている
夏祭りの、心躍るも切ない情景が詰まっています。

しかも、舞台は京都の宵山。
短い話に出てくる何人かの主人公は、それぞれ
近づいたり、遠ざかったり、関係があったり、なかったりしながら
それぞれの宵山を過ごし、ちょっと成長したり、心の「つかえ」が取れたり、
一歩前へすすみます。

まるで、この宵山全体が誰かに見られ、操られているかのように。

ただ単に、読んでいるだけで楽しく、夏が恋しくなる本です。
夏が好き、京都が好き、不思議ストーリーが好き、
という方は楽しんで読めるのではと思います。

さやかさんのカバーイラストがまた美しく、ずっと眺めていたくなります。
(2010-01-21)
[5点] 不思議ななつかしさ
綺麗な表装に魅かれて初めて森見さんの作品を手にしました。
昭和生まれの私の年齢のせいでしょうか?どこか懐かしい風景が眼に浮かぶ作品です。一夜の宵山の出来事をいろいろな人間がいろいろな角度から見ておりそれがひとつにつながるというものですが不思議なタッチの作品です。
祭りの賑わいから少し離れると静寂の暗闇があり、誰もがこどもの頃に経験した怖さを思い出しました。この作品が好きな人は他に「きつねのはなし」もおすすめです。 (2009-11-30)
[5点] 小説のテクニックとしてかなり高度
初出は小説すばる2007年3月号〜2008年10月号。リリースは2009年7月10日。6つの短編からなる作品だ。

森見氏の作品の特徴として、ひとつの事象を登場人物それぞれの視点から作品化するという手法がある。その視点が時間・空間という軸を90度異なったもので進行していく。本作の短編6編は正にその典型とも言える手法が用いられていて、最初の短編にちょっと登場した人物が、次の話の主役にすわり、その人の周辺で前の話が別の角度から進行する。小説のテクニックとしてかなり高度である。その高度さをほとんど意識させないところが氏の又凄いところだ。

相変わらずの森見ワールドで愉しめるのだが、それと同じくらいに感心したのはカバーの絵だった。実に完璧に森見ワールドを絵にしている。何となく伊藤若冲の現代風みたいな感じである。どうやら『さやか』という人が描いたいるらしいのだが何者だろう。それがますます作品の価値を高めている。ますます、の森見氏だ。 (2009-11-14)

宵山万華鏡

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